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クリニックブログ

作用・反作用の法則

2013年05月22日

大学受験の頃のぼくが勇気をもらった言葉に、
「入学試験で試されるのは受験生だけではなく、出す問題の質によって実は大学側も試されている」
というものがありました。
ぼくはこの言葉を素直に受け取り、解けなかったり間違えても、
「こんな問題出す大学なんて、こっちからお断りだもんね」
と気持ちを切り替え、立ち直ることができました。
しかし、時には歯が立たなかった入試問題の中にも、
「む・・・敵ながらアッパレな大学」
と認めざるをえないような良問と出会ったりしながら、受験勉強していたことを思い出します。
誰かが誰かを評価する時、評価する側にそれだけの資格があるのか?ということがもっと問題視されてもいいように思います。
たとえばどこかの県がある人に県民栄誉賞を授与し、その後にその人が何か不祥事を起こしたりすると、「裏切られた」とでも言わんばかりに賞を取り消すことがあります。
気持ちは分からないでもないですが、でもその前に本当にすべきは、もう少し謙虚になって、自分たちに見る目がなかったことを恥じてもいいんじゃないかなと思います。
というわけで本題は、『母さん助けて詐欺』です。
これはぼくに、全てを塗りつぶしているのに0点のマークシート試験の答案を想起させました。
本来であればどこかの時点でストップがかかり、日の目が当たるはずのないものが、ちょっとしたボタンのかけ違いや、ささやかな歯車のずれがたまたま悪循環によって重なり、ひょっこり姿を現してしまった・・・
そしてその最終的な責任があるのは、残念ながら審査員です。
しかし、ここまでの審査員になると逆説的に有能です。
「1/2の確率で当たる占い師と、1/3の確率で当たる占い師。どっちに相談する?」
という昔からあるなぞなぞの正解は、
「1/3の確率の占い師の逆にすれば、2/3の確率で当たる」
ですが、この審査員が最も認めないと判断したものを採用していけば、素晴らしい結果が得られると思います。個人的には、いろんなことを相談してみたいです。
実はぼくはいろんな会費の支払いを忘れていた時などに、
「いや~、振り込め詐欺かと思ってました」
とよく利用させてもらっていたのですが、さすがに
「いや~、母さん助けて詐欺かと思ってました」
は使えません。
何か素敵な言い訳を募集したいところですが、自分には審査をする資格がないと思うのでやめておきます。
今後ともよろしくお願いします。

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