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クリニックブログ

勇気

2017年08月14日

ぼくは村上春樹氏では初期の作品が好きで、当院の待合にも『カンガルー日和』という短編集を置いてあるくらいなのですが、この作品集のイラストを担当した佐々木マキさんという人が実は男性であることを知ったのはわりと最近になってからです。
人はおそらく誰でも瞬間的に名前から連想してしまうイメージというのがあると思うのですが、ぼくの場合は佐々木マキさんから浮かんだのはアーティストの矢野顕子さんのような女性のイメージでした。
しかもそれを30年近くも信じ続けていたので、今さらそれを修正するのはなかなか難しいものがありました。
やや強引かもしれませんが佐々木つながりで話を進めさせてもらうと、佐々木正美先生のことを初めて知ったのは、かれこれもう10年以上も前のことになります。
佐々木先生は自閉症スペクトラム障害のTEACCHという支援プログラムでとても有名なお医者さんで、初めてこの先生の講演に参加する前に知っていた情報は名前しかありませんでした。
実はこの時も鈴木京香さんのような女医さんを勝手にイメージしていたのですが、登場したのは彼女とは似ても似つかないお爺さんだったので、思わずイスからズリ落ちそうになってしまったことを今も覚えています。
ただ、そんな佐々木先生も今年6月28日に亡くなられました、、、合掌。
あと今年は、日野原重明先生も7月18日に亡くなられてしまいました。
10年以上前に本屋でたまたま見つけて衝動買いしてしまった『勇気』(バーナード・ウェーバー作)という絵本があるのですが、この絵本の訳をされていたのが日野原先生であり、ぼくが彼のことを知ったのはこの時が初めてでした。
英語の原文も併記されているので日野原先生の訳と比較することができるのですが、個人的にはオリジナルよりも日本語版の方がたぶん素晴らしいのではないかと思ってしまう程の名訳です。
あまり一般的ではないのですが実はぼくは昔からうつぶせ寝派で、ある時日野原先生が長寿の秘訣としてうつぶせ寝を挙げていて、なんだかとても勇気づけられたことを今も覚えています。
それ以降は自信を持って堂々とうつぶせ寝街道まっしぐらだったのですが、最近の背中に良いイスを探す旅路の途中で(「ノルウェイの森」「オットマン氏の逆襲」)、それならば睡眠中にも背中に良い寝具を探してみては?とはたと思い立ってしまい、いろいろと比較・検討した結果、テンピュールを使ってみることにしました。
すると・・・これがなかなかどうして気持ち良く、こんなのお腹にゃ勿体ない、背中で使わなきゃソン損son!ということで現在は仰向け寝派にまさに寝返ってしまっています。
ぼくと日野原先生との出会いである『勇気』という絵本には、えっ、こんなのも勇気になるの!?と思わずツッコんでしまいたくなるような、それはそれはいろんな勇気が素敵な絵とともに紹介されているのですが、個人的に一番好きな勇気は

”おたんじょうびパーティーに だれよりも うんと はやく いってみるのも ゆうき”です。
そして中には

という勇気も紹介されているので日野原先生もきっと許して下さると思います、、、合掌。
ところで病気には発見した日本人の名前が病名になっているものがいくつかあり、小児の「川崎病」や甲状腺の「橋本病」などが有名ですが、医師になって数年が経った頃に見知らぬ先生から手紙が届いたことがありました。
手紙の内容としてはぼくの書いた症例報告を読みたいので別刷りを送ってほしいというものでしたが、気になったのでその先生の名前をネットで検索してみると「福山型筋ジストロフィー」という小児の病気を発見した福山幸夫先生ご本人だったので、これはもうちょっとした衝撃でした。
なぜなら名前が病名になっている人なんてレジェンドすぎて、正直なところとっくにお亡くなりになっているものとばかり思っていたからです。
生ける伝説からの手紙に一瞬ビビってしまったものでしたが、その後に鳥取大学に行って小児神経の勉強をするようになり、当時も先生はまだまだ精力的に活動されていて現役バリバリであることを知り感銘を受けたものでした。
ただそんな福山先生も平成26年7月17日にお亡くなりになっています、、、合掌。
今回はお盆ということで、逝去された高名な先生のことを振り返ってみました。

今後ともよろしくお願いします。

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