岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

沈黙は金なり

2021年01月24日

新しい年になりました。
個人的に最もよく利用しているラーメン屋は、コロナ禍のこのご時世でも、残念ながら相席上等なのが玉にきずです。
テーブル席に座っていると
「相席いいですか?」
と店員さんに訊かれるのですが、基本的に断るという選択肢はないものの、そりゃどんな人かによりけりだろう・・・と多少ドキドキしながら、向かいに登場する人を待つことになります。
なおラーメン屋にて人間観察をしていると、中高年でメガネをかけていて、ラーメンを食べる際には外す人が時々いるのですが、
「ふっ、勝った」
と一方的に勝利宣言を行っていました。
つまりその人たちは老眼で、近くが見えにくいため外している敗者と認識していたのですが、メガネ屋さんでこの話をすると、
「私も外しますよ」
と言われてしまい、ラーメンの湯気や焼肉の煙などはレンズに悪いとのことでした。
というわけでその後、かつての自分のような周囲の客に、老眼と勘違いされ、勝ち誇った態度を取られたら嫌だなと迷いつつも、勇気を出してメガネを取って食べてみました。
すると近視のためラーメンがぼやけてしまい、風邪などで嗅覚が落ちると美味しさがガタ落ちするのと同じく、なんだか存分に味わえないような気がしたので、すぐにまたメガネをかけ直した次第です。
大体こんな霞んだ状況では、賞味以前に髪の毛はおろか、虫が入っていても気が付かないかもしれません。
ただ、現実的な問題として、髪の毛が混入していたことはラーメンに限らず何度かありますが、実際にはなかなか指摘できたものではなく、また虫については幸いにも経験はないものの、伝え方が下手でクレームのようになってしまい、それ以降訪れにくくなるのも困りものです。
そんなわけで結局は泣き寝入りするしかなさそうですが、先日また鍼治療を受けて(「正しい鍼灸院のかかり方」)家に帰ってから鏡を見つつ、
「白髪増えたな~」
と加齢を感じていたところ、前髪の中に一際輝く白髪が1本ピンと立っているのを発見し、恐る恐るさわってみると明らかに髪とは異質の硬さであり、もしや・・・と思い抜いてみたところ、なんと鍼が刺さったままになっていました。
ラーメン屋における毛髪混入問題よろしく、鍼抜き忘れ問題もとても物申す気概もないため黙って墓場まで持っていくつもりですが、妖気を感じる特殊能力に目覚め、妖怪退治をする運命に巻き込まれるよりはましだったかな、とホッとしているところです。
今年もよろしくお願いします。

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