岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

ひどい店

2014年11月28日

かなり昔の話になりますが、その夜は珍しくバーで友人とお酒を飲みながら話し込んでいました。ぼくは基本的に機会飲酒しかしないので店は詳しくなく、気付けばいつも何となく同じ店を使ってばかりです。お酒の味は正直よく分かりませんがカウンターで語り合うのは好きなので、行けば時が経つのも忘れてついつい夢中になってしまいます。
その日もまさにそんな感じでしたが、突然クラッカーの音とコルクの栓が抜かれた音が店内に響き渡りました。まるでパーティーでも始まったかのように華やいだ雰囲気の中、
「ボジョレー・ヌーヴォーの解禁です!」
と店の人から説明がありようやく事態を把握しました。もうすぐ解禁日なのは知っていましたが、たまたま飲みに行った日に解禁日である11月の第3木曜日を迎えるとは思いもしませんでした。
めったに来ないくせに、いつもの落ち着いたバーの雰囲気との違いに少し戸惑っていると、
「せっかくですから、どうぞ」
とグラスに入ったワインがぼくらの前に差し出されました。
「これは?」
「ボジョレー・ヌーヴォーでございます」
へえ、これはいい時に来ちゃったな~と素直に喜び、その後もしばらく話を続けてから、きりのいいところでお開きにしました。支払いの額が思ったより高い気がしたので
「あの、さっきのはサービス?」
と訊いてみたところ、
「料金をいただいております」
というとても素敵な回答でした。
・・・まったく、ひどい店です。
別にそのバーに未練もなかったので他の店に行ってみたりもしましたが、そんなに変わらないため結局は慣れているその店にまた戻ってきていました。もちろん店の体質は何にも変わっていませんから、その後も哀しい歴史が繰り返されたのは当然のことでした・・・
ある夜、前の店で飲みすぎていたこともあり、そのバーに入って間もなく気持ちが悪くなってしまいました。すぐにトイレに入りましたがそこからは記憶が曖昧で、倒れていたところを発見されたことはかすかに覚えています。個人的には戦後最大レベルの悪酔いで苦しんでいると店の人がやって来て、
「大丈夫ですか?これを飲んで下さい、少し楽になりますよ」
と水を飲ませてくれました。気持ちが悪くて飲むのも一苦労でしたが、しばらく経つとたしかに少し落ち着いて楽になってきたようでした。
なんだなんだ、やる時はちゃんとやってくれるじゃんと少しだけ見直していたところ、
「もっと飲んで下さい、どうぞ」
とその後もしきりに水を勧めてきます。なすがままに水を飲まされていると次第に気分もスッキリしてきて、いよいよお待ちかねのボッタクリ、もといお会計の時間となりました。今夜はどんな手でだましてくれるのかな?とわくわくしながら料金を見たのですが・・・
思わず
「宮内庁御用達かよ!」
とツッコみたくなるような高級ミネラルウォーター代がたっぷり勘定に入っていたのに加えて、介抱サービス料も加算されているのでは?という程の料金で、一気に酔いがさめてくれました。
・・・まったく、ひどい店です。
こんな店には決してだまされないよう、くれぐれも気を付けなくてはなりません。
でも、残念ながらもう手遅れです。
ぼくたち日本人全員が会員のあの店は、マニフェストという名のメニューには載っていない「特定秘密保護法」を頼んでもいないのに平気で出してきました。そのくせ一方では、看板メニューというから注文したのに「議員定数の削減」は出てきそうな気配すらありません。
・・・まったく、ひどい店、ではなくて国です。
今後ともよろしくお願いします。

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