岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

料理は美味しかったんだけど

2017年03月31日

せっかく料理は美味しかったのに最後がね・・・
という経験は誰しもあるのではないかと思いますが、ぼくもちょっと前にそんな残念な目にあってしまいました。
その店の料理そのものは非常に満足度の高いものだったのですが、食べ終わって店から出た時に最初から頭のかたすみにずっとあった嫌な予感が的中してしまったのでした。
ちなみに嫌な予感というのは、その店にはいちおう駐車場があるものの異常に狭かったことに端を発しています。
ぼくが車を止めた時には一番乗りだったため何の問題もなかったのですが、その後に新たな客が来るたびに店員さんが呼ばれ外に出て行っていたので、店員さんの誘導のもと狭い駐車スペースにパズルのように車をはめこんでいることがなんとなく予想されていました。
そして一体どうなっているんだろう?という不安を抱えたまま駐車場に行ってみると、ぼくの車の右側にピッタリつけるように車が止まっていたため、どう考えてもその車を動かしてもらわないと運転席に乗り込めないことは明らかでした。
というわけで店員さんに頼んで車の持ち主にお願いしてもらおうと思い振り返ると、その展開を見越していたのか店員さんがもう出てきていたので、
「あの、ちょっと運転席に入れそうにないんですけど」
と言って後は察してもらうことにしました。
ぼくとしてはすぐに車の持ち主に声をかけてくれ車の移動が行われるものかと期待していたのですが、彼の口から飛び出したのは意外な言葉でした・・・
「左の方から入れませんかね?」
そう言われたので車の左側を見るとそちらにも車は止まっていたのですが、たしかに右に比べると少しだけ余裕はあるような気がしました。
しかしそれはあくまでも右と比較してのことであり、ドアはどうにか30度くらい開けられそうなスペースしかなく、左の方からって本気なのかな?と思い店員さんの顔を見てみると・・・
100%本気の顔でした。
たしかにこの店ではこの狭い駐車場で毎日のようにこの修羅場が繰り広げられているわけであり、ここの流儀としてはあれくらいのすき間ならば楽勝で車に入れるスペースということなのかもしれません。
そんなわけで仕方なく車の左のドアを30度程開け体をなんとかねじ込み、その後はやっとこさ助手席から運転席に移動して車を出発させて帰ってきました。
こんなたとえは不謹慎なのかもしれませんが、せっかく楽しいひとときを過ごしていたのに突然に家の主が帰ってきたため慌ててベランダに下着姿で放り出され、マンションの高層階から壁を伝って命からがら逃走してきたような気分でした。
そしてこの流れで思い出すのは、高校一年生の時の夏休みのある日のことです。
その日家にいたのはぼくと母親と姉の3人だったのですが、母親からお昼に近所のラーメン屋から出前を取ろうかという提案がありました。
もちろん姉もぼくも大賛成のもとラーメン屋に電話をかけ注文し、出前の到着を心待ちにしていたのですが、気のせいかガレージの方で音がしていたので見に行ってみると・・・
なんとガレージでは車がバックで入ってきているところであり、予告もなく突然に父親が帰ってきたものだからさあ大変です。
「やばい、オヤジ帰ってきやがった!」
と母親に伝えると彼女も血相を変えており、どうしようどうしようと3人で知恵を出し合った結果、出前が我が家にやってくるルートは大体予測できたため、そのルート上にある町内の入口で出前のバイクを待ち、事情を説明して出前をそこで受け取ることになりました。
そうと決まればぼくが父親が車から降りる前に見つからないように家から飛び出し、走って町内の入口まで行くとまだ出前のバイクは気配もありませんでした。
しかし出前のバイクがここを通るというのはあくまでも推測であり、別のルートを通られると一巻の終わりになってしまうわけですが、だからこそ遠くにバイクを発見した時にはちょっとした感動を禁じ得ませんでした。
バイクが次第に接近してくるにつれ、それが出前のバイクであることが明らかとなったので、派手に手を振ってそのバイクを止め、この町内で出前をした者だけど何も聞かずにここで受け取らせて下さいとお願いました。
すると出前の人からすればこんなお願いは日常茶飯事だったのか、あまりにもあっけなくOKしてくれたので拍子抜けしてしまう程でした。
料金を払うと料理の入ったおかもちを手渡され、
「じゃ○○時に取りにうかがいます」
とバイクは今来た道を颯爽と走り去って行きました。
ただそこから我が家までおかもちを持って歩いて行かねばならないことまでは、正直なところ考えが及んでいませんでした。
でもその姿を近所のおばちゃん連中には見られなかったので、ぼくが高校を中退してラーメン屋で修行中などの噂がその後に流れることがなかったのは不幸中の幸いだったと思います。
無事に家に帰るとこっそりと2階に上がり3人で息を潜めながらラーメンを食べ、その後に食器を入れたおかもちを持って今度は自転車で返しに行ったので、なんだか本当にラーメン屋で修行しているような気分になってしまったものでした。
今後ともよろしくお願いします。

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