岡山県倉敷市阿知1-8-10 武部不動産ビル2F 倉敷 駅のほとりの心療内科 まくらぎクリニック

クリニックブログ

オレ

2017年05月31日

ある日セブンカフェのコーヒーマシンで、コーヒーが出来上がるのを待っていた時のことです。
そこにお母さんと男の子の親子連れがやって来て、その店にはマシンが2台あったのでお母さんがもう1台にカップをセットしようとしたところ・・・
「オレがやる!オレが!オレが!」
と男の子が突然コーヒー係に立候補し始めたので、ちょっと驚いてしまいました。
家の手伝いは全然しないくせにしょうがないわね~といった感じで、お母さんはカップをその子に渡してマシンの操作を任せていましたが、その時ぼくがちょっと驚いてしまったのは彼の「オレ」という発音に対してでした。
どうも最近の子どもの「オレ」の発音は「オ」ではなく「レ」で、アクセントが前のオにあるみたいですね。
と書いてはみたものの、文章では発音はうまく伝わらないと思うのでぼくの名字である「オノ」でたとえると、「小野」じゃなくて「斧」の方の発音になるようです。
そういえばぼくがまだ子どもだった数十年前にも、最近の「レ」が一人称だった少年はいました。
しかし彼は完全に少数派でよくイジられていたものでしたが、今やそっちが多数派になっているわけで、人生なんてどうなるか分かったものではないな~としみじみ思ってしまいます。
というかそれどころか、近頃では女の子でも「オレ」を使う子がいる時代なので、発音ぐらいでごちゃごちゃ言うのはもはや野暮な時代なのかもしれません。
でもその日お父さんと一緒にコーヒーマシンにやってきた女の子は、自分のことを「オレ」なんて呼ぶような子ではありませんでした。
その時もセブンカフェのコーヒーマシンでコーヒーが出来上がるのを待っていると(我ながらよく行ってますね)、お父さんがアイスコーヒー用の氷がたくさん入ったカップをマシンにセットしようとしていました。
するとそれを目ざとく見つけた女の子が・・・
「あっ!わたしがやる!わたしがやる!」
と鼻息も荒くコーヒー係に立候補し始めたので、お父さんは「そっかオレのためにコーヒー作ってくれるのか」といった感じで(おそらくオは昔ながらの発音)、思わず目を細めながら彼女にカップを渡したのですが・・・
次の瞬間その女の子はカップの中の氷を一気に飲み干しちゃったものですから、さあ大変です。
慌てたお父さんはすぐに力ずくでカップを奪い取り、
「おいっ!これじゃアイスコーヒーじゃなくなっちゃうだろ・・・」
と言いながらカップを振っていましたが、残念ながら氷はほとんど残っていなかったようで、力弱い氷の音がかすかに聞こえるだけでした。
「えへへへへへへへへへ」
作戦どおりに氷を口いっぱいに頬張りながら彼女は、幸せの塊みたいな笑顔を浮かべ両手でダブルピースを決めていました。
その後お父さんはなんとか気を取り直してカップをセットし、アイスコーヒーのボタンを押そうとしていたところ・・・・
彼女はダブルピースの片方の手でお父さんの手をそっと制止し、もう片方の手でホットコーヒーのボタンを押してあげていたのですが、なるほどたしかにストレートのアイスコーヒーだと濃すぎますから、なんて優しい女の子なんだっ!とちょっとした感動を禁じ得ませんでした。
なお変なものを食べてしまう病気である「異食症」の一種に氷を食べまくる「氷食症」というものがあるのですが、その原因は鉄が不足するタイプの貧血である「鉄欠乏性貧血」と勘違いしている人もいるようです。
それはあくまでも数ある原因の中の1つであり、多くは原因不明で世の中そんなに単純なものではないのでご注意下さい。
同じように最近の子どもが「レ」と発音する原因は明らかではありませんが、ひょっとすると中にはごく一部、鉛の過剰摂取による鉛中毒が原因の場合もあるのかもしれません。
今後ともよろしくお願いします。

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